織のインテリア
風神雷神
高さ1m54cm 布巾1m17cm |
日本美術史上、桃山末期から江戸時代にかけて燦然たる輝きをはなつ
琳派芸術。
その創始者、俵屋宗達の筆によると伝えられる「風神雷神図」は、大胆な
構成と絢爛たる装飾性をもって、宗達の最高傑作であるといわれています。
金箔が一面に貼られる屏風の中に、右側から黒雲に乗り風を操りながら
舞い降りる風神の姿と、左側から力強く雷太鼓を打ち鳴らす雷神の姿が描か
れており、「風」を神格化したものが風神、「雷」を神格化したものが雷神として、
黄金に輝く空間に墨と濃彩で生き生きと描かれ、自然への畏敬と除災を祈る
神として表されています。
風神・雷神はもともと千手観音の眷属で、他の二十八部衆とともに
尊崇されていました。
緊張感のある構図と、広々とした金地の空間、嬉々として舞い降りるかのような
神の表情は、観る者にい強烈な印象を与えます。
この几帳は、神々しき名画を京都西陣伝統の技と心で創作致しました。
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